別れは突然に…

お正月に会った時、
「最近、体調良くなってきた」
と元気そうな母(83歳)に
安心していました。
 
これまで年に3回ぐらいは
実家へ帰っていたのですが、
昨年に限り、公私共に忙しく、
電話連絡だけだったので、
1年ぶりに会い
あらためて、
母も歳とったなぁ…と。
 
 
2/5 父の命日
 
朝から実家に電話しても出ません。
住職にお参りを頼んでいるはずと
お寺に電話すると、
もう、向かわれたとのこと。
 
もし、出てこなかったらと伝えた
私の携帯電話に
ご住職ではなく、
長年親しくしている
ご近所の方から。
 
「お母さん、
住職さん来られているけど、
出てこないし、
新聞も数日溜まってるから
今警察へ連絡したよ。」
 
実家への1時間は長く、
 
途中にレスキューの方から
電話で
 
「入院されているということは
ありませんね?」
 
と聞かれ、ドキっとしました。
 
可能性は無いと言い切れない…。
もし外出中に倒れて入院してても、
連絡先がわからないはず。
(まだそのほうがいいけど…。)
 
今回、周りの方に、
緊急の連絡先を伝えてなかったこと
悔やみました。
(後から、連絡とれなくて…
と数名の方から聞きました。)
 
ドアや窓を破って入ることに了解。
 
 
2/1の朝、急性心筋梗塞で
眠たまま心臓が止まったようです。
 
「早よ起きて」と声を掛けると
「良く寝たわ」と起き上がりそう。
 
きれいにお布団掛けて
仰向けに眠った姿。
 
この寒い季節だったことで、
発見が遅くなりましたが、
損傷もなくきれいな姿で。
 
本当に安らかに、苦しむことなく、
点滴とか繋がれず、
自宅で旅立ちました。
 
大往生。
 
台所には、
朝食用にお米を水につけて、
お味噌汁の準備に
昆布と干ししいたけ、煮干しを
水にいれた
蓋をしたお鍋。
 
カレンダーは1月のまま。
2月にも予定が色々と書かれて。
 
家計簿には
1/31に買い物してて
それを細かく2/5までに
分けて書いて。
 
一番本人が
突然の旅立ちに
戸惑っているかも…。
 
 
姉兄と私、親戚、母の知人で
お通夜、告別式も無事終わり。
 
 
母の抜け殻みたいな実家は
とても寂しいですが、
母に語りかけながら
四十九日まで、
姉とふたりで代わりながら
供養と遺品整理をしています。
 
実家でなく、
どちらかの家で供養することも
できたのですが、
母は自宅で過ごしたいだろうと。
せめてもの親孝行です。
 

細江住楽設計

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