出会うべき人に出会う幸せ

少し長い詩ですが…。

「雨ニモマケズ」

雨にも負けず
風にも負けず
雪にも夏の暑さにも負けぬ
丈夫なからだをもち
慾はなく
決して怒らず
いつも静かに笑っている
一日に玄米四合と
味噌と少しの野菜を食べ
あらゆることを
自分を勘定に入れずに
よく見聞きし分かり
そして忘れず
野原の松の林の陰の
小さな萱ぶきの小屋にいて
東に病気の子供あれば
行って看病してやり
西に疲れた母あれば
行ってその稲の束を負い
南に死にそうな人あれば
行ってこわがらなくてもいいといい
北に喧嘩や訴訟があれば
つまらないからやめろといい
日照りの時は涙を流し
寒さの夏はおろおろ歩き
みんなにでくのぼーと呼ばれ
褒められもせず
宮沢賢治の有名な詩ですね。


今日、高校3年生の時の
担任の先生の告別式に参列しました。

先生の奥様が最後に
先生が好きだった詩として朗読され、
この詩のような人でしたと。

参列した同窓生も口を揃えて、
「いい先生と巡り会えた」と涙しました。

先生の本当の良さを
社会に出て、
我が子を持ってとても実感したと。

本当に生徒を愛した先生で、
生徒からも愛された先生でした。

中島みゆきさんの「糸」のフレーズに似ていますが、

人生で
出会うべき人に出会えることは幸せです。


井上喜文先生のご冥福をお祈りします。








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