【学校では教えてくれない木の話3<年輪>】

桧と杉の香りが好きな建築士で
ライフオーガナイザーの住楽です。

今日は立夏、夏の気配がする頃です。
まだ朝夕は肌寒いですけど、
暦では夏の始まりですね。

【学校では教えてくれない木の話 3<年輪>】

    登場人物:住楽ママ 娘(小6)息子(小4)



「バームクーヘン食べよか?」

 


「バウムってドイツ語で木のことやけど、
   この焼き菓子、なんで木に見えるんやろ?」

「このシマシマが木に似てるからやろ?」

「早よ切ってよ。食べた~い!」

「もうちょい待ってや。
  そう、このシマシマ【年輪】って言うんやけど、
  なんでシマシマになるんかな?」

「え?この茶色いの木の皮でどんどん上その周りに太るんとちゃう?」

「え~太るって、どこが大きくなるん?」

「シマシマがはっきり見えるのは、
  濃い茶色の輪と薄い色の輪が交互にあるからやんな?
  
  木は一番外だけ生きていて、
  薄い茶色は春目(はるめ)で春から夏に育った部分で、
  濃い色は冬目(ふゆめ)って言って夏から秋に育った部分やねん、
  皮とちがうし、冬に育てへんのやで。」

「ふ~ん一番外だけ生きてるって、それ以外は死んでるの?」

「実はそうやねん。細胞が死んで、抜けがらやねんで。」

「へ~、大きな木もそこしか生きてないの?
   木に耳当てると生きてるのわかる?」

「大きくても小さくても、木の育ち方は同じ。
  耳あてて音が聞こえると木の声が聞こえるようで嬉しいけど、
  杉で一番成長する時でも、1時間に20センチ位しか水は動かへんから、
  聞こえへんよ。」

「残念。」

「早よ食べようなぁ~。」

「さぁ切ろか。」




はい、お疲れさまでした。


森で迷ったら、切株の年輪を見れば方位がわかる
って聞いたことありませんか?

実は、わからないんです。
木の葉で光合成した養分が細胞を作るので、
陽が当たる南側の年輪が太くなるってことないんです。
道に迷っても、切株はあてになりませんよ~。

今回はお菓子を使ってでしたが、
次回は本物の木を見ながら木のこと勉強したいと思います。

子供たちも3回目となれば協力的で、
「ブログに書くんやろ?」と、
意見を出してくれます。

また、ぼちぼちと続けますね。


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細江住楽設計

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