ゆすはらの森と町へ行ってきました♪1

国産材住宅推進協会主催、

ゆすはらの森を訪たずねて

高知県高岡郡梼原 [ゆすはら] 町へ
1泊2日バスツアーへ同行しました。

産地へのバスツアー毎度好評で、
すぐに定員となり、総勢24名です。

今回、ゆすはらへは私も初めてで、
ワクワクしながらの参加です。

四国カルストからみる
ゆすはらの森です。
天気に恵まれ、雲海も美しかったです。
雲の上の町の由縁です。


ゆすはらは、
人口4千人弱の小さな町ですが、
2050年には電力の自給自足を目指している、
エコエネルギーの町で有名です。

四国カルスト天狗高原 標高約1400mに、
2基の風力発電を所有しています。
平成11年10月からの稼働で、
総建設費は4億4千5百万円
年間平均売電額 約3千5百万円
そろそろ償却できるかなというところですね。
メンテナンス費もあるので、
もう少しかな?

下に立ってみて、
音が静かでゆっくりと羽根がまわっている姿は、
とても雄大で迫力がありました。

後、今回は行けなかったのですが、
山から街への落差1000mを生かした、
小型水力発電機もあるそうです。



梼原森林組合さんの裏の森へ案内して頂きました。


ゆすはらの森の約80%、
FSC(森林認証) を受けていて、
適度な間伐もされ、
太陽の光が地面まで届き、
下草も育っています。
良い状態の人工の森です。

森をデータ管理され、
伐採された木材の加工、製材、乾燥から、
基準強度のチェックもして、
住まいの現場へ届けられます。
(プレカットのみ土佐市にて行われます。)

工場の見学です。

 どんどん分けていく賢い機械です。
 「木のオーガナイズやぁ~」と参加したTさん。

↑製材中です


 
製材したときの端材や建築用に使えない材は、
チップにして製紙工場、
ペレットストーブのペレット、
乾燥機の燃料等に使用されます。

細かいおがくずは、家畜のベットになったり、
下水処理場でし尿に混ぜてバイオマスエネルギーに。

全く無駄なく木は生かされていきます。

製材された木材の保管庫、
とてもきれいな杉のトラス構造です。

杉と桧のいい香りも満喫できました。

(少し機械の重油の臭いもありましたが…)

無駄な経費を省き、
森から施主さんまで納得のいくシステム。

ゆすはらの木で新築する場合、
自ら伐採する【伐採祈願祭】を行うことも。

ご興味のある方は
梼原森林組合のHPを見てください。→


後、
隈研吾World、農家民宿…まだまだ書き足りないので、
明日へ続きます。


細江住楽設計

住みにくい家を 陽当り 風通し 木の香りで 【365日快適な家へ】

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